記号を喰う魔女
記号を喰う魔女
posted with amazlet at 05.05.31
浦賀 和宏
講談社 (2000/05)
売り上げランキング: 133,629
通常1~2週間以内に発送
おすすめ度の平均: 5

5 久々の秀作。
5 カニバリズムはタブーなのか???

勢いに任せて再読完了。記憶としては「カニバリズム」「時間軸ではシリーズ最古」「番外編的」くらいなものしか残っていなかったので今回も楽しめた。食欲なくなるかと思っていたけど合間に普通に飯食えた。

『記憶の果て』以来となる全編同一視点で描かれる。小林の一人称的三人称なので一人称ではないけど。それと今までの視点人物よりかは心の強さ(折れなさ)を持っている。不安定になると暴力に訴えたりするけど発狂までは至っていない。それと小林に視点を与えたからか、難解な熟語連発。「凛呼」「風脚」「百会」とか変換候補に出てこないものも登場。まず中三じゃ使わない知らないだろう、という熟語群だが、それらと改行の少なさ、人物の会話に「」を使用しない場面も多くすることで雰囲気作りを行っている。読んだ読者に想像させるだけではなく、文字の配置からページの構成から読者に雰囲気作りさせているような感じ。これまでの作風から変化させているので、雰囲気の変化世界観構築の一助になっているのだろう。

また、カニバリズム、魔女、民俗学などの衒学的な色添えで異様な孤島の状況を物語世界内で「あってしかるべき状態」へと誘っていく。これまでの連作でだいぶ慣れていたのでそう感じただけかもしれないけど。いきなりこの世界観ぶつかってきたら「変な話」と一蹴されることもあるだろう。

テーマがカニバリズムだけあって猟奇的な描写が次々と登場。よくここまで書くねという感じ。特に「63」章。淡々とそんなことをよく描ける。こちらは読者なので拒否反応覚えたらページを閉じるなり読み飛ばすことできるけど、作者は頭の中で想像してそれを逐一明文化するわけだから頭の中グロ映像満載なわけで俺なら途中で書けなくなるだろう。さすが作家。「65」章の安藤の言葉は作者自身の宣言みたいにも取れるね。

とまれ、孤島の大量殺人ものというミステリではありがちな舞台設定ではあるけど、特異なものに仕上がっているので書店から姿消す前に抑えておく価値あると思う。いきなり手を取っても構わないけど、シリーズ順番に読んでおくと登場人物たちの言葉の意味もニヤニヤして読めたりするので「順番通りに読んだ方がいい」という但し書きつきですが。小林がカッコイイ。そして、今回も泣き虫女登場。毎回誰か泣き喚くな。

# そういえば一行明らかな誤植あったなぁ。文庫に落ちることあるならば直して欲しいところ。というか文庫に落としてください>講談社

ここで終わらせようと思ったけどどうにもモヤっとしている部分があるので、自身への備忘録兼ねて以下ネタバレ注意。シリーズ前作までの部分にも触れるので注意ということで記していく。

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Popularity: 36%

顔のない男―ピーター卿の事件簿〈2〉
ドロシー・L. セイヤーズ Dorothy Sayers 宮脇 孝雄
東京創元社 (2001/04)
売り上げランキング: 125,006
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おすすめ度の平均: 3

3 ピーター卿の短編よりも・・・。

短編集。出てすぐに買った割には今日まで積読。いつまで積読のままか。死ぬまでにどこまで読めるか勝負みたいなところもあるけど、日々本は出続けるわけで速読身に着けないと読めやしない。

Popularity: 26%

学寮祭の夜
学寮祭の夜
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ドロシー・L. セイヤーズ Dorothy L. Sayers 浅羽 莢子
東京創元社 (2001/08)
売り上げランキング: 95,164
通常2~3日以内に発送
おすすめ度の平均: 4.4

5 シリーズのクライマックス
5 謎解きのその先の、人生のその謎
3 ちょっとしんどい

セイヤーズといえば『ナイン・テイラーズ』な風潮があるので、その後に刊行されたこの作品はどうなんだろう、と思っていたけどアマゾンの評価見る分には悪くなさそう。★の数しか見てないけど。たまにネタバレレビューあるから★の数以外は見ないことにしているので。

それにしても文庫にしては高いねぇ。新刊で買えなかったので古書店で買った記憶あり。

Popularity: 26%

殺人は広告する
殺人は広告する
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ドロシー・L. セイヤーズ Dorothy L. Sayers 浅羽 莢子
東京創元社 (1997/09)
売り上げランキング: 178,126
通常3~4日以内に発送
おすすめ度の平均: 5

5 広告業界が舞台の探偵ドラマ!

よく考えてみれば変なタイトル。まぁ、読んでみればタイトルの意味も分かると思うのだけど、順番通りに読むと結構先だな。一作前の『死体をどうぞ』はまだ買ってないし。

Popularity: 27%

毒を食らわば
毒を食らわば
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ドロシー・L. セイヤーズ Dorothy L. Sayers 浅羽 莢子
東京創元社 (1995/11)
売り上げランキング: 97,000
通常4日間以内に発送
おすすめ度の平均: 4

4 ピーター卿 囚人に一目惚れ…?

この長編から探偵の色恋沙汰が始まるらしい。以前に最終作『忙しい蜜月旅行』読んでしまったような気もするけど、記憶にないので気にしないことにする。『忙しい蜜月旅行』はそのままハヤカワ文庫落ちするみたいだけど、創元で出れば背表紙揃ってよかったのに。翻訳権利の関係で無理なんだろうけど。

Popularity: 26%

ベローナ・クラブの不愉快な事件
ドロシー・L. セイヤーズ Dorothy L. Sayers 浅羽 莢子
東京創元社 (1995/05)
売り上げランキング: 96,999
通常4日間以内に発送
おすすめ度の平均: 4

4 過渡期の一作かな

セイヤーズ作品手元にあって見えるところに置いてあるにも関わらずリストアップしていなかったのでリストアップ中。明日から自由時間減りそうなんで今できるうちにアップしているわけでござんす。

第一次大戦だかの名残が物語世界に反映してそうなあらすじ。

Popularity: 27%

不自然な死
不自然な死
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ドロシー・L. セイヤーズ Dorothy L. Sayers 浅羽 莢子
東京創元社 (1994/11)
売り上げランキング: 125,023
通常4日間以内に発送
おすすめ度の平均: 5

5 A Page Turner!

シリーズ第三長編。読んだような気もするけど記憶ないので積読で。

Popularity: 20%

森を抜ける道
森を抜ける道
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コリン デクスター Colin Dexter 大庭 忠男
早川書房 (1998/10)
売り上げランキング: 247,099
通常4日間以内に発送
おすすめ度の平均: 4

4 ある意味、モース警部の本領発揮・・・

古書店で\150。前の記事『消えた装身具』と同様の背表紙の焼け具合なので同じ人が所有していたんだろうな、と思うと感慨深い。俺の元に来たというころはよほどのことがないと他人の手に渡らないこととなるのでこの本にとってそれが幸せなのかどうかを考えると……。

考えたところで何も浮かばない。コリン・デクスターも溜まってきたのでそろそろ読まないとなぁ。ウィムジイ卿シリーズも読みたいので困ったところなんですが。

Popularity: 30%

消えた装身具
消えた装身具
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コリン デクスター Colin Dexter 大庭 忠男
早川書房 (1997/04)
売り上げランキング: 247,100
通常4日間以内に発送
おすすめ度の平均: 4

4 楽しめます

古書店で\100。これも背表紙が焼けきって白っぽくなっている。帯もついていたので帯を外すとそこだけ綺麗な緑。古本なので文句はなし。安いしね。

Popularity: 30%

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