人間動物園
人間動物園
posted with amazlet on 07.03.04
連城 三紀彦
双葉社 (2005/11)
売り上げランキング: 196930
おすすめ度の平均: 4.0

4 カバーバージョンが読みたい!

読むつもりはなかったけど、手に取りやすい位置と厚さだったので通勤時に読んでみた(横浜になってから通勤時間増えて唯一よかったことが読書時間の確保であった)。

誘拐ものミステリなんだけど、次々に展開が変わり二転三転。どう一部が終わるころが最高潮に盛り上がり三部の頃は少々減速。中盤辺りの先の読めなささと怪しい登場人物たちの行動が楽しめた。種明かしの段になると知らないほうがよかったという正直な気持ち。

とはいえ誘拐ものは難しいだろうしアレンジ加えるだけでも大変なのだからこれはよかったのではないか、と。単純な誘拐ものではなかったしね。それと『人間動物園』というタイトルが秀逸でお話は正しく動物園で行われていた。対象が人間だったという違いはあるけどね。連城作品は恋愛小説しか知らない人にはオススメ。俺の場合は恋愛小説の方を知らないのだけどね。

[2/100]

Popularity: 25%

人間動物園
人間動物園
posted with amazlet on 05.12.29
連城 三紀彦
双葉社 (2005/11)

一昨日買っていたけど書き忘れていた。文庫に落ちていたのも見逃していたのだけど書店で見かけたので購入。読みたくはあるのだけど、どの積読から手をつければいいのかわからん。どうしよう。

Popularity: 30%

どこまでも殺されて
どこまでも殺されて
posted with amazlet at 05.05.27
連城 三紀彦
新潮社 (1995/07)
在庫切れ
おすすめ度の平均: 5

5 さすが・・・
5 さすが・・・

久々連城作品読了。七度殺された「僕」の手記。今度は八度目に殺されるという。高校では生徒の誰かが教師に匿名で「助けて」というメッセージを残す。助けを求めているのは誰か。そして、七度も殺されて生きており今度また殺されるなんてことが起こり得るのだろうか。

SF 的な謎の提示で、西澤保彦の『七回死んだ男』を連想させるけれど、こちらの方が先行。その上連城なので SF 的な解ではないはず、と読み進める。昨今では恋愛小説家というイメージがついている連城だけど、出身は幻影城。ミステリを書かせたら一筋縄ではいかない。結末には現実的な解が用意されていた。謎の提示が大掛かりだったので少々残念な思いも残るも、この物語のテーマは「殺されていく若者」ということにあるだろうので目を瞑る。

若い頃には進むべき未来に対して複数の選択肢が用意されている。端的に記せば「進路」。年を重ねるに従い、才能、時間、環境などの要因で進路の選択肢は減っていく。この状況を「殺される」という状況と捉えるならば「どこまでも殺される」ことになる。「殺されて」いくことで我々は生活をしていくことになり、それに反発することに「青い」という表現を当てていくのだろう。青さを失うこと即ち「殺されて」いくこと。そうして我々は生きている。それがいいことなのかどうかは分からないが、生活するにはなんらかの収入源を確保しなければならないし、それには自分を殺す場面も必要とされる。反発できるのは可能性の数の多い若者だけだろう。

作品に触れると、解決部がいささか冗長に思えた。そこまで分量割かなくても、という感じ。初出が雑誌掲載だったようなので原稿の関係もあったのか、と余計な詮索をしてしまうのはよくないのだろうな。

Popularity: 25%

どこまでも殺されて
どこまでも殺されて
posted with amazlet at 05.05.26
連城 三紀彦
新潮社 (1995/07)
在庫切れ
おすすめ度の平均: 5

5 さすが・・・
5 さすが・・・

昨今では恋愛小説家のイメージの方が強いのだろうか。「幻影城」出身という情報の方が先行しているので自分の中ではミステリ作家。読んだ著作も少ない上に記憶も飛んでいるので何読んだか判然としませんが、『暗色コメディ』は読んだな。法月氏が推していた『美女』も読んだな。

で、この作品は概要だけ見ると西澤保彦の『七回死んだ男』みたいな。発表年代的にはこちらの方が先行しているので、西澤氏が案を取ったのかもしんないけど、あちらは SF 設定だけど、こっちはどうなのか。こちらは手記の中で七回殺され、八回目の死を迎えようとしているらしいのだけど。うむ、気になる。
# 気になるなら読もうね、俺。

Popularity: 25%