講談社 (2007/04/06)
売り上げランキング: 1356
このシリーズ未だ未読だがとりあえず購入。このシリーズよりも広げた風呂敷かなり大きめの安藤シリーズを続けて欲しい。
Popularity: 35%
このシリーズ未だ未読だがとりあえず購入。このシリーズよりも広げた風呂敷かなり大きめの安藤シリーズを続けて欲しい。
Popularity: 35%
これでこのシリーズおしまいなのだろうか。全て買っているけど全て積読なので読むの大変そうだ。時間がない。
Popularity: 60%
このシリーズ読まないままどんどん出版される。帯を見ると次でおしまい? 浦賀の執筆ペースに負けるとは思わなかったよ。
このシリーズよりも安藤シリーズ続けて欲しいんだが。風呂敷広がりすぎて書きにくそうではあるが。『頭蓋骨』で終わらせてもよかったしね。
Popularity: 44%
出ているの知っているけど地元の書店で入荷している感じなかったのでこれだけ遅れているのかな、と思っていたのだが会社の方の書店で平積みで1冊だけ残っているのを見て即購入。入荷していないというより売れるの早かったのかね。
梗概も見ていないのでよくわからんが、これって松浦純菜シリーズなのかな。だったらシリーズ読んだことないので相当積読予定。
Popularity: 38%

青春?
松浦純菜シリーズ。『静かな世界』読んでないのでそっち読んでからになるんで結構先になるかと。
巻末の著作リストから『記号を喰う魔女』以前が消去(ここでは「カット」とする)されている。なかったことにでもされたのか。『記憶の果て』『時の鳥籠』は文庫化されてまだ流通しているのかどうかは分からないけど、まだ手に取る機会あるとしても『頭蓋骨』がないのは悲しいかな。安藤シリーズの中核を為すとも言える作品だというのに。このリストカット事件の裏側が気になる。
Popularity: 30%

破壊の美学?
赤川次郎作の二番煎じ
あっという間に再読完了。短いからね。あっという間。
ラストシーンが鮮烈なイメージを植えつけるので忘れっぽい俺でも覚えていたんで、今回は描写に注意払って読んでみた。「なんか勘違いしているんじゃないだろうか」という疑念があったので。いくらなんでもシリーズキャラクタに対して作者はあんあことさせるかね? という思いがあったんで。
それでもやはり変化せず。やはりそのまま受け入れるしかないのか。そこまでやるのか。目的を達するためならどんなことでもするのか。固定観念を打ち払えというのも分かるけどうーむ。
個人的には結末はいいんだ。どうなってしまっても。しかし、留美が気になって仕方ない。あんな娘さんだったっけ? あんな目に合わせてしまっていいのかい? どうせならそこの描写もしてほしかったけど、「私」の一人称なのでそれも適わず。あっけない。伝聞のみだなんて。「安藤」一族に関わるとろくなことがないね。そう考えると飯島は偉大だ。
この作品もこのシリーズのご多分に漏れず他作品知ってないとなんだかさっぱりなことになるだろう。結末に関しては知ってても度肝抜かれるけど。これでこのシリーズ見限りという人もいるだろうけど、これはこれで素晴らしい。先行する膨大な探偵小説に対するどでかい挑発。こんなこと書けるの浦賀くらいか。麻耶も意識的だけどここまで徹底しないからな。麻耶は枠組みの中でギリギリ勝負の方向なので。枠組み食み出してなんぼの浦賀といったところか。
この作品に登場した安藤直樹と穂波留美が同姓同名の全くの別人、という隠れ設定があることを願っていたりする。そうだったらいいな。多分違うんだろうけど。シリーズキャラクタを大事に扱って欲しいってのはこれまでの探偵小説に毒されているからなのだろうか。[追記]『頭蓋骨』である人物が口にしていた世界ならばありうるんだね。
読んだけど忘れている『透明人間』で結構まっとうなことやっていたような気もするので、近いうち再読予定。最近集中的に読んでいる浦賀作品だけど『透明人間』読んだらひとまず別の作家たちを読もうかと。仕事始まるから読む時間あるかどうか分からないけど。
Popularity: 25%

久々の秀作。
カニバリズムはタブーなのか???
勢いに任せて再読完了。記憶としては「カニバリズム」「時間軸ではシリーズ最古」「番外編的」くらいなものしか残っていなかったので今回も楽しめた。食欲なくなるかと思っていたけど合間に普通に飯食えた。
『記憶の果て』以来となる全編同一視点で描かれる。小林の一人称的三人称なので一人称ではないけど。それと今までの視点人物よりかは心の強さ(折れなさ)を持っている。不安定になると暴力に訴えたりするけど発狂までは至っていない。それと小林に視点を与えたからか、難解な熟語連発。「凛呼」「風脚」「百会」とか変換候補に出てこないものも登場。まず中三じゃ使わない知らないだろう、という熟語群だが、それらと改行の少なさ、人物の会話に「」を使用しない場面も多くすることで雰囲気作りを行っている。読んだ読者に想像させるだけではなく、文字の配置からページの構成から読者に雰囲気作りさせているような感じ。これまでの作風から変化させているので、雰囲気の変化世界観構築の一助になっているのだろう。
また、カニバリズム、魔女、民俗学などの衒学的な色添えで異様な孤島の状況を物語世界内で「あってしかるべき状態」へと誘っていく。これまでの連作でだいぶ慣れていたのでそう感じただけかもしれないけど。いきなりこの世界観ぶつかってきたら「変な話」と一蹴されることもあるだろう。
テーマがカニバリズムだけあって猟奇的な描写が次々と登場。よくここまで書くねという感じ。特に「63」章。淡々とそんなことをよく描ける。こちらは読者なので拒否反応覚えたらページを閉じるなり読み飛ばすことできるけど、作者は頭の中で想像してそれを逐一明文化するわけだから頭の中グロ映像満載なわけで俺なら途中で書けなくなるだろう。さすが作家。「65」章の安藤の言葉は作者自身の宣言みたいにも取れるね。
とまれ、孤島の大量殺人ものというミステリではありがちな舞台設定ではあるけど、特異なものに仕上がっているので書店から姿消す前に抑えておく価値あると思う。いきなり手を取っても構わないけど、シリーズ順番に読んでおくと登場人物たちの言葉の意味もニヤニヤして読めたりするので「順番通りに読んだ方がいい」という但し書きつきですが。小林がカッコイイ。そして、今回も泣き虫女登場。毎回誰か泣き喚くな。
# そういえば一行明らかな誤植あったなぁ。文庫に落ちることあるならば直して欲しいところ。というか文庫に落としてください>講談社
ここで終わらせようと思ったけどどうにもモヤっとしている部分があるので、自身への備忘録兼ねて以下ネタバレ注意。シリーズ前作までの部分にも触れるので注意ということで記していく。
Popularity: 34%
発売日決定。仮題から正式タイトルに変更。
タイトルからすると密室物らしいけど、一筋縄ではいかんのだろうなぁ。正攻法ではない密室が見られると予測。安藤シリーズなのかも気になる。まだ未読の松浦シリーズだと先に松浦読まないと。
しかし『記号を喰う魔女』に取り掛かってしまった。これも再読なんだけど、冒頭読んでもさっぱり思い出せない。忘れっぽいのは再読が楽しめるからいいんだけど、いくらなんでも忘れすぎだよなぁ。ノンシリーズはもちろんのことシリーズ最新『透明人間』もぼんやりとしか思い出せない。もどかしい。
Popularity: 22%
再読完了。今回も忘却していたので楽しめた。改めて表紙見てみたけど(普段は書店のブックカバーつけているので余り見ない)これ結構悪趣味ね。
序盤視点が章毎に変化。時系列がよくわからないので同軸上なのかなぁ、と思うも金田視点と亜紀子視点ではズレがある。編集者福田視点も古いものと分かるので物語の現在時間軸は亜紀子のものと分かるまで眩暈感。前作までの知識ないと登場人物が何言っているのか分からないので、これだけ読んだ読者には頭に入りにくいものとなりそう。単品でも楽しめるけどこのシリーズはやはり順番に読んだ方がよいだろう。新刊書店では入手難しいみたいだけど、古書店とかだとシリーズ全部丸ごと置いてあったりするので利用するといいやも。
それぞれの視点で発生する事件はバラバラのようでいて収斂していく。ミステリにはよくある手法で、前作と似たような構成でもあるけど、それを言ったら他の作家の面々も同じようなもんだし。浦賀作品の浦賀作品たる所以は「ミステリの意匠借りて小説する」というような印象(個人的見解)なので瑣末な問題。世界における個人の立脚点の無根拠さ具合をどのようにして描くか、ということにミステリの外観借りているように思っている。今の講談社ノベルスだと「新本格ミステリの牙城」的なニュアンスはなくなってしまったけど、当時はまだ牙城だったと記憶。「講談社ノベルス=ミステリ」ということで意匠なりコードを使っているだけで、別の版元でハードカバーとかだったらミステリとしては扱われなかったり書かれなかったりしたかもしらん。ハヤカワとかだったら SF とかね。
ミステリとしても楽しめ、本作では唸った伏線も二箇所あった。フェア/アンフェアの観点で考えるとどうかなぁ、他の新本格屋さんたちならもっと書き込むだろうなぁ、と思いながら読了。これはこれでいいと思うけど。
作品全体に漂う厭世感は毎度の如く健在。また登場人物の女の子たち泣いているし、誰かは狂い始めるし。他の作家が書いたらそんなに簡単にぶっ壊れるかね、と思うような内容だけど浦賀の手にかかると壊れて当たり前に読める、そんな世界。行きたくないけど。フィクションでよかった。しかし、身近にそれらの世界が転がっていないとも限らないわけで、何かの拍子に紛れ込んでもしたら壊れた方が楽そうだ。ちょいと留美が「安藤君」「安藤君」とうるさいけど。遍在しているようなもんだから仕方ないのだろうけど少々鬱陶しいと思ったのは偽らざる感想。
トランスセクシャル、ジェンダーなどが今回のテーマでもあったけど、分からないものは分からない。想像で補うことをしようにも想像ができない。できても補うだけだから実感として沸かないしねぇ。普段からこの手のことに意識的でないと読み進めるのが辛そうではある。意識するも何も最近の俺は他者との接触がすくないので性差以前の問題です。対他者。性差への関心は他者との意識を高めてからでないと向かわなそう。もちろん、そんなことを意識せずともこの作品は読める。読み方なんてそれぞれだからねぇ。
今回はネタバレなしで書こうと思っていたので挑戦してみた。ネタバレ感想というのは「読み終わったけどよく分からないから誰かのネタバレ感想みてみよう」という方向けに書いているというのと、自分が忘れっぽいから物語の断片でも記しておかないとならないという情けない自分の記憶回路のため。「ネタバレじゃないと感想書けない人とか書評家はダメだ」という方もいるだろうけど、断り書きがあればいいんじゃないかなと思っている。それと感想にネタバレ厳禁はいいとして、問題は書評家。文庫の最後にひょいと掲載されている軽い解説とかでなくて(軽くない解説もあるけどね)、重めの論文なんて書こうと思えばネタ割らずに書くなんてことはまずできないのではないか。作者と評論家の真剣勝負な場なのだから、作者が描きたかったテーマが解決部にあった場合割らずに論ずることなんて難しいだろう。あれこれそれ連発の曖昧な論文書かれたところで読む気もしないし評価の基準になどできない。
ということで「ネタバレも時と場合」ということを言いたかった。ここでネタバレする理由は最前記したままで変わることはなし。ネタバレなしの感想見たい方は「以下ネタバレ」文字列以前までの文章がネタバレなし感想となっているので、そちらを参照してもらえば幸い。ネタバレなし感想で閲覧者にうまく伝えられるのが理想ではあるので、それを実践できている方々はすごいな、と思う。一行「面白い」「つまらなかった」とか書かれるなら書かないで欲しいというはあるが。
# ネタバレの話は別記事にでも書いておけばよかったか。
Popularity: 25%