廣済堂出版 (1996/05)
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忍法帖だけじゃなかった。
学生のときに買っていたけど今まで積読だった。さきほど読了。家で読書したの久々な。
1950年代が舞台。当然生まれてもいない。当時の世相、生活なんかも垣間見えて面白いね。古い作品読む際の楽しみの一つに生きていない時代のことが分かるということがあるので。
物語は遊郭の看板替わりの風車に縛り付けられた女将のバラバラ死体の謎を巡る話。探偵小説の小道具と展開を結構盛りだくさん投入。オーソドックスではあるけど過不足なくてよし。ちょいと解決篇が厳しいかなぁ、と思いつつも不可能ではないから目を瞑る。ストーリーテリングっぷりは山風なのでお手の物。読ませてくれる。娯楽小説は読みやすくないとねぇ。読みやすさというのは基準設けにくい私的なものだろうから読み手によって異なるだろうけど、俺は読みやすいと思った。
事件関係者それぞれが関連していて複雑な割にきっちりまとめてくる辺りが一興。名前を与えられて無駄な動きをした人間がいなかった、という感じ。タイトルからして13人絡んでいるだろうけど確認してない。訪問者7名、被害者1名はすぐに出てくるからあと5名。伴家族3名で残り2名。ん? 被害者夫と病院関係者とか入れると13名超えるな。13人誰だ? 誰かまとめているかもしれないから探してみよう。
「第六章 母よ不知火」の三樹の作品が挿入されているんだけど、これ単品で面白かった。美しい母を持った息子の倒錯した感情の吐露って感じで。嘘倶楽部も掘り下げて一編ものしてもらってもよかったなぁ。あるかもしれんけど。
はてな年間100冊参加しなくてよかった。この時期でまだ10冊だよ。
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桃太郎伝説の真相





