Wed May 23, 07 at 23:04 JST Posted by ssk
筒井 康隆
新潮社 (1990/04)
売り上げランキング: 249577
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おすすめ度の平均: 

もう終わりか
書かれた時点での筒井文学の集大成
饒筆体
今月最初の読了。通勤先が変わると読めなくなるねぇ。いや、自社に戻っただけなんだけどね。
んで、本作品。もっと前から読むべきだったね。かなりの年数積読していたのが悔やまれる。
筒井作品は主にドタバタものの短編を中心に学生の頃に読んでいたけど卒業してから読んでいなかったので久々に触れた。読者としての自分は年を取ってしまい学生の頃のように楽しめるかと思ったけど、主役が会社員ということも手伝ったか楽しめた。章をまたぐと微妙に設定が変わっており「おや?」と思うも読み進めていくと納得。夢の世界ということだった。しかしこれがただの夢じゃなくて多層であり、設定も変化していき、夢の中で彼は夢だと自覚しており、彼のおかれている状況を分析しながら彷徨する。7章でこれでもかと夢の中を彷徨わせ、8章で心理劇を展開。心理劇がもっとも整然としており、犬の台詞はクサかったがぐっときた。「あぁ、いいなぁ」
とまれ、筒井作品でいきなりこれを読むと「はぁ? 意味分からんねぇよ」となること請け合いなので、何冊かは読んでおいた方がいいかもしれない。とはいえ『虚人たち』を読んでいなかったので、そちらを経由しておけばよかったな、と若干の後悔。
[13/100]
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