幻冬舎コミックス (2003/02)
売り上げランキング: 21,715
通常24時間以内に発送

最終話だけは微妙
美しい悲劇
ここから始まる
BGM は大滝詠一『EACH TIME』。ポップなもんはこの暗い物語には不似合いかと思ったけど、ポップな中にせつなさの残るナイアガラサウンドは結構マッチ。「レイクサイド・ストーリー」とか「ペパーミント・ブルー」は特に。
最終巻だけ読んでいなかったのだけど、アマゾンで買い物あったのでついでに購入。昨日届いたので1巻から一気に読了。
登場人物は少なめで狭い人間関係ながら密度濃く描かれていく。物語全体を包むこの暗さは浦賀の安藤シリーズと似たような印象を受けた。やりきれなさやらせつなさ甘酸っぱさは乙一風味か。と、読者の読書体験から導き出される雰囲気の類似性なので飽くまでも個人的な印象。読書体験は個々で異なるから印象もそれぞれだろう。吸血の家系ということで、その体験はないだろうけど、学生時分のなんらかの経験とオーバーラップさせることも可能だろう。俺個人的なオーバーラップは、俺の通っていた高校は一年のときになんらかの部に所属しなければならないというところ。そうだったよなぁ、とか思った。物語的にはどうでもいいところで共感したりしてしまった。
千砂が強い女性として描かれたけれど徐々にその心の脆さを不安定さを見せるようになり、虚勢だったことが分かってくると切なくもなる。それと父との関係はどこまで進んでいたのかなんて下世話なことも妄想。物語では直接触れられてはいなかったけど母の身代わりだったのなら最終局面まで迎えてしまったのか、とか。
幹となるテーマは「生と死」だろうけど、「なぜ生きるのか」って理由付けは難しい。俺もなんで生きているのかわからん。生んでくれた親に申し訳ないから生きている、というはあるけど理由付けしているだけなような気がして他にもなんかあるんだろう、とか思ってしまう。高城姉妹の場合はそれぞれお互いを守る為に生きる、ということ。切迫した事情があるからそうなるのは理解できる。自分もそんな状況ならそうなるだろう。しかし現実とし俺には守るべきものがない。それを見つけるために今生きているのか、とか思うけど延々と探したまま死ぬことになりそう。なので生きた証として何かを残すためにこんなブログをやっているとか言ったら大仰だし「何恥ずかしいこと言ってんだ」となるし、たかがブログだし本名でやっているわけでもないし、とかなる。ああ、なんで生きているんだろう。なぜ記録つけているんだろう。この年で悩むことじゃないな。
作者は物語の長さを予め設定していたらしいので、分量的には丁度よかった。人気あるから連載延長とかなってたらこの作品はダメだったと思う。それでも最終回にはちと肩透かしだったけど。徹底的な悲劇で終わって欲しかった。でも、それはある程度の救いのある結末だったから言えることであって、悲劇で終わっていたらハッピーエンドを望んでいたかもしれない。
まぁ、いずれにしても魅力的な登場人物たちでした。八重樫の背中のカバンとか大好き。あのスタイル似合い過ぎ。一砂を見守って行って欲しいもんだ。

わたしの○を飲みなさぃ、、(ぇ?羊のうたすか??)
ぇ縲怐A、、、決してネタ切れではぁりませぬ・・。追記っす→
Said by ぼうやあそぶ の 毎日がガンダム June 28, 2005 at about 13:03
羊のうた
概要
主人公・高城一砂は高城の家系にのみ発病する「吸血」という病にかかってしまう.原因の分からない一砂だったが,偶然,幼い頃に生き別れていた姉・千砂と再会する.そして…
Said by UNKNOWN MANGA November 18, 2005 at about 9:29